横顔
人の顔をあまり見る癖がない。すれ違いざまでも俯いてしまうような人間だから。
ジロジロ見ることもないし、まじまじと見ることもない。
ふとみた瞬間の横顔の眼差しの強さに惹かれる。
男の人はどういうわけか、時々自分だけを見つめて怖い顔をする。たったひとりでいるときにする怖い顔が私は好きだ。そしてそんな顔を見つけた時というのは、なんだか自分だけの宝物を見つけたような気持ちになって心が締め付けられる。女であることを実感するラッキーなひと時だ。
何かに向かう時の勇ましい横顔、目の強さ。造形によるものではなく、ただ挑むという意志の強さ、そして目の前にあるものを見据えている集中力には息を呑む。私を翻弄する眼差しは私を見つめていない。決して端にも感じていない。だから安心して見惚れてしまうのだろう。
造形にこだわるよりも、目の奥にひそむ陽炎をみている。その陽炎がことの本質を表している。ゆらめきのその裏には魂の大いなる情熱が潜んでいる。秘められないほどの大きさが目に陽炎としてあらわれてしまう。
見てくれに騙されないように注意して目の奥を知ろうと目を閉じて奥深くに入り込もうと私は文章に事の次第を整理するように物語を紡ぐ。
私は誰かのものであると宣言することに意味を見出せない。私と誰かの秘め事を宣言することは勿体無いからだ。事細かにすべてを話すのは面白いことであり、ロマンチックなことはすべて物語にして保存してしまう。フィクションとして消化してこの世の現実ではないと嘘をついてふたりだけの秘め事にしてしまうのだ。
恋心の多くを私は知っているが、知らないふりをしている。誰が一番に私にたどり着くかと神様の運命を試しているようなところがある。神様はどんな悪戯をしてくれるのかと少しワクワクしている。
男の人の横顔は美しい。男の人の眼差しの奥に潜む陽炎のゆらめきは魂の純度に比例している。燃えたぎる何かを持っている人の目には陽炎のゆらめきをしっかりと確認できる。
愛しいという言葉では追いつかない。名前があるならばそれは憧れだ。追いつけない遠い羨望。愛していると言えない距離感。心がゆらめくその瞬間に私は新しい物語を思いつく。
物語はすべて天啓だ。ありがたく、そして真摯に謙虚に言葉としてこの世に産み落としていく。
すべての愛と思いやりと祝福に従属する信仰心より感謝して。
Anytime all your sounds make me feel so fine.all your words can be sounds good.we will grow up greatest artist more and more.GOOD LUCK MY BROTHERS!!!!!
I love you forever...
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